松田果樹園+は、約1000年36代続く果樹専業農家です。私たちの住む奈良県天理市萱生町(かようちょう)は、今では広く全国で食べられるようになった「たねなし柿」の代表である刀根早生柿の発祥の地で、日本最古の道「山の辺の道」が今も生活道路として使用される自然豊かな場所です。
東京ドーム2個分の圃場では刀根早生柿をメインに、八朔・キウイフルーツ・みかんなどの柑橘類も栽培しています。圃場は西向きのなだらかな丘陵地で、朝日から夕日までたっぷり日の光が降り注ぐ好立地にあります。これは何事にも変えられない先祖の知恵で、そのおかげで柿には鮮やかな紅がさし、糖度もより高く質の高い果実が育つのが特徴です。
松田果樹園+はこれからも、今も変わらずに咲く野の花や草木、様々な自然の事象や四季の移ろいの中で果実を育て、この変わらない原風景を守りながら、進んで行きます。
また最近はジェラートやジャム、ドライフルーツといった商品にも力を注ぎ、商品や人を通して、持続可能な農業を次世代に受け継ぐことを目標のひとつに置き、取り組みを続けていきます。
当園が自信をもってお勧めする、たねなし柿です。全国で広く販売されているたねなし柿の多くはこの奈良県天理市萱生町を発祥とした、刀根早生柿になります。
古くは伊勢湾台風の時、暴風雨によって傷んだ幹の裂け目の一枝が突然変異をおこし、どこの柿よりも早く色付くようになったのがはじまりです。刀根さんの家の柿で突然変異が起きたことから「刀根早生柿」となりました。
発祥の地ならではの、柿とは思えないジューシーで糖度の高い、甘い柿をお楽しみいただけたらと思います。